
お客様より頂いた依頼内容(札幌市厚別区 蜂の巣駆除)
札幌市厚別区より、蜂の巣駆除のご依頼を頂きました。
お客様の話によると、「庭の枕木の下から、大きなハチが激しく出入りしているので、何とかしてほしい。」とのお話しでした。
地面の閉鎖された空間で、大きな蜂ということで、オオスズメバチであることが疑われたので、急いで現地に向かいました。
現地調査(マルハナバチを確認)
到着後、お客様に案内され庭を覗くと、枕木の下からオオスズメバチが激しく出入りしていました。最強の蜂なので、かなり危険な状況でした。かなりの数がいることが、容易に想像できました。
オオスズメバチの生態
オオスズメバチは、ハチ目スズメバチ科に属する世界最大・最強のハチです。 体長は女王蜂で40〜55mm、働き蜂でも27〜40mmほどになり、その獰猛な性格、高い攻撃性、強力な毒から「世界最恐の野生生物」とも称されています。
恐ろしいイメージが先行しますが、生態系においては他の昆虫が増えすぎるのを抑える重要なハンター(捕食者)の役割を担っています。その興味深い生態をいくつかのポイントに分けて解説します。
1. 巣を作る場所:基本は「見えない土の中」
多くのスズメバチは軒下や樹の上に丸い巣を作りますが、オオスズメバチは基本的に地面の中や木の根元の空洞(洞:うろ)など、閉ざされた隠れた場所に巣を作ります。
- 特徴: 地面を掘って巣を広げるため、入り口付近に掘り出された丸い土の粒(ペレット)が転がっていることが多いです。
- 危険性: ハイキングなどで人が気づかずに巣を踏んでしまい、集団で襲われるケースがあります。
2. 食性と「口移し」の不思議
オオスズメバチは強力なアゴを持っていますが、実は成虫は固形物を食べることができません。胸と腹の間が非常に細く、液体しか通らないためです。
- 幼虫のごちそう: 成虫は他の昆虫(セミ、カマキリ、他のハチなど)を捕まえ、強力なアゴで噛み砕いて「肉団子」にして幼虫に与えます。
- 成虫の主食: 幼虫は肉団子を食べる代わりに、栄養が含まれた透明な唾液(液体)を分泌し、これを成虫に「口移し」で分け与えます。成虫はこの幼虫からの栄養液や、クヌギなどの樹液、果物の汁をエネルギーにしています。
3. 秋の「集団襲撃」:ミツバチとの戦い
秋(9月〜10月頃)になると、新しく生まれる女王蜂やオス蜂を育てるために大量の餌が必要になります。この時期、オオスズメバチは他のスズメバチやミツバチの巣を集団で襲撃するようになります。
- ミツバチの反撃: 襲われたニホンミツバチは、何百匹も集まってオオスズメバチを球状に包み込む「熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)」という技を使います。体から発する熱で内部を46℃近くまで上げ、オオスズメバチを蒸し焼きにして防衛します。
4. 1年のライフサイクル
オオスズメバチの巣は1年限りで、毎年新しく作られます。
- 春(4〜5月): 冬眠から目覚めた1匹の女王蜂が、たった1匹で巣作りと最初の育児を始めます。
- 夏(6〜8月): 働き蜂が羽化すると、女王蜂は産卵に専念し、巣は一気に巨大化します。
- 秋(9〜11月): 新しい女王蜂とオス蜂が誕生します。この時期が最も攻撃性が高くなります。
- 冬(12月〜): 働き蜂やオス蜂、古い女王蜂は寒さで全滅します。交尾を終えた新しい女王蜂だけが、朽ち木の中などで単独で冬眠し、翌春に備えます。
いよいよ蜂の巣を駆除開始
防護服を着用し、いよいよ蜂の巣駆除を開始します。
枕木のしたに殺虫剤を思い切り噴射し、手前の枕木を取り除きます。この時点で大量のオオスズメバチに囲まれました。
奥の枕木の下に空間があり、巨大な巣が顔をだしました。

巨大な巣をきれいに取り除き、大量に飛んでいる蜂を片っ端から捕まえました。
ほとんどの蜂を捕まえた後、枕木を元に戻し、現状回復しました。
その後、阿部企画【独自の戻りバチ対策】をし、終了しました。
駆除したハチと巣をお客様に確認して頂いたところ、たいへん驚いていました。「これで安心です。」と言って頂き、嬉しくおもいました。
もし遭遇してしまったら
オオスズメバチは動くものや黒い色、強い香水などの匂いに敏感に反応します。
- カチカチという警告音(アゴを鳴らす音)が聞こえたり、ハチが目の前でホバリング(空中停止)していたら、それは「これ以上近づくな」というサインです。
- 手で振り払ったり、大声を上げて走って逃げたりするとハチを刺激します。
- 頭を低くし、静かに後ろに下がってその場を離れましょう。
