ドロバチ

ドロバチは、泥でツボ状の巣を作る単独性のハチで、主に夏から秋にかけて日本全国の平地や低山地で見られます。温厚な性格で、幼虫に蛾の幼虫を麻酔して与え、成虫は花の蜜などを餌とします。巣に卵を産み付けた後、親バチは巣に戻らず、幼虫が成長して巣立つのを待ちます。巣の駆除は幼虫が巣立った春以降が安全で、危険を感じない限り人を攻撃することはありません。

生態

  • 外見:全体的に黒っぽい色で、腹部に黄色の二本線が入っているのが特徴です。
  • 活動時期:7月から9月頃にかけて活発に活動し、日中に活動し日没後には動かなくなります。
  • 食性:幼虫は蛾の幼虫を麻酔して巣に運び、成虫は花の蜜や樹液などを摂取します。
  • 巣作り:泥を使ってツボやトックリのような形の巣を作ります。竹筒や木に泥で仕切りを作る場合もあります。
  • 産卵:巣の中に卵を産み、幼虫の餌となる昆虫を詰め込んだ後、巣の入り口をふさいで巣から旅立ちます。
  • 成長:親バチが巣に戻ることはなく、幼虫は親が運んだ餌を食べて成長し、やがて巣穴から巣立ちます。

危険性・攻撃性

  • 性格:温厚で単独行動するため、スズメバチやアシナガバチのように集団で襲ってくることはありません。
  • 攻撃性:巣に近づいたり、身の危険を感じたりした場合に毒針で攻撃することがありますが、攻撃性は弱いです。

巣の駆除

  • 安全な時期:成虫がいない冬の時期か、幼虫が巣立った春以降のタイミングが安全です。
  • 巣の確認:親バチがいない空の巣の入口に穴が開いている場合は、幼虫が羽化して巣立った後と判断できます。
  • 駆除方法:巣に水をかけると泥が柔らかくなるので、シャベルやへらなどを使って取り除きます。必要であれば殺虫剤を使用します。
  • 専門業者:駆除に不安がある場合や、自分で対応できない場合は専門業者に依頼しましょう。